中国語検定とは
中国語検定協会が主催する中国語の検定試験です。
国内の中国語関連の資格試験の中では最も有名で、英検と名前が近いことから中国語に関する知識のない方でもレベルに関して大体のイメージが持てるのが特徴です。
(実際には英語と中国語は全く異なる言語であり、容易にレベルの比較はできません)
試験には日中・中日訳も課されるため日本企業に勤める際には有利と言われています(ただし運営母体が国内の団体の為、海外では認知度がほぼなく資格適用地域は国内及び日系企業に限られています)。
また1級合格者は通訳案内士試験の外国語筆記試験が免除されるという特典があります。
中国語検定のレベル
中国語検定は準4級から1級まで6段階にレベル分けされており、数字が小さくなるほどレベルが高くなります。また試験は読解・聴力・翻訳などから構成されています。
(1級・準1級は口述試験があります)
難易度 | 級 | レベルの目安 |
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高 低 |
1級 | 高度な読解力・表現力を有し、複雑な中国語・日本語の翻訳・通訳ができるレベル |
準1級 | 社会生活に必要な中国語を基本的に習得し、簡単な通訳ができるレベル | |
2級 | 日常的な話題での会話が行えるレベル | |
3級 | 簡単な日常会話ができるレベル 常用語1000-2000語程度 |
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4級 | 平易な中国語を聞き、話すことができるレベル 常用語500-1000語程度 |
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準4級 | 基礎的知識を身につけているレベル 基本単語500語程度 |
合格基準点
準4級 | 4級 | 3級 | 2級 | 準1級 | 1級 | |
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リスニング(点) | 60 | 60 | 65 | 70 | 75 | 85 |
筆記(点) | 60 | 65 | 70 | 75 | 85 |
HSKとの比較
※ 漢字・漢語に親しんでいる日本人学習者を主に対象とする「中検」と、大半が非漢字文化圏に属する世界各国の学習者を対象とする「HSK」とを容易に比較することはできません。